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ベテルスロッジ
オーロラ観測のための装備(厳冬用)
冬のアラスカは寒いのです。−20℃ぐらいはあたりまえで、下がるときは−50℃にもなります。ですが、最近の防寒着は優れたものが多いので、きちんとした装備をしていれば、−30℃でも恐るるに足りません。1時間以上も戸外に出たままのお客さまもいます。ここではアラスカの寒さをかる〜く乗り越えるための装備を紹介します(クマ一郎)。
●すべての基本は重ね着です。重ねれば重ねるほど暖かい!
上着 スキーウェアやダウンウェアなど風を通さないジャケットは必須です。大きな荷物がイヤな方はレンタルサービスもありますのでご利用ください。

ごつい防寒着
パンツ 化繊のパンツの上にスキーパンツのような防寒用のごついパンツが基本です。ジーパンは水分が乾きにくいのでオススメではありませんが、ダメということはないです。防寒用のパンツはレンタルがありますのでご利用下さい。
インナー フリースが優秀です。上手に重ねたいですね。あとはウールのものも良いです。
下着 これも速乾性のある化繊のものが良いです。オーロラが出ると興奮するのか、気がつくと汗だくで走っていたりします。あるいはウールのもの。上下とも最近はスキー、山用の保温下着という、値ははりますが、優れものもあります。もちろん重ね着は必須です。
靴下 すべてに共通ですが、化繊かウールのものを重ねて着用するのが良いでしょう。薄手のものの上に厚手のものをしっかり着用しましょう。保温靴下もあります。寒さは足から来るのでここの手を抜いてはいけません。
手袋 薄手のもの上にスキーグローブのような厚手のものを。保温手袋も売ってます。足先同様、指先も寒さを感じやすい部分なので、軽視しないようにしましょう。
写真を撮られる方は、スキーグローブでは作業ができないので、どうしても脱いで作業することになりがちです。そういうことを想定されて探されると良いかもしれません。
非常に重要な部分です。並みの靴はアラスカでは役に立ちません。手を抜くと凍傷になる恐れもあります。私も以前死ぬような思いをしたことがあります。
今はすでに製造中止になってしまいしたが、軍用の「バーニーブーツ」という通気性ゼロのものすごい靴がありまして、これをはくとその実力に驚きます。ただ、普段の生活には全く適しませんが。


バーニーブーツ

ごついスノーシューズを日本から持っていくのも大変です。ここはレンタルを利用するのが良いかもしれません。ベテルスでは1品だけの貸し出しも行っておりますので、お気軽にお申し付けください。
帽子、首巻 目だし帽は便利なのですが、銀行強盗っぽいのと、ファッション性に著しく欠けるので、あまり着用している方を見かけたことがありません。帽子は耳まで隠れる暖かいものを選びましょう。また、フリースの首巻は非常に重要です。必ず調達しておきましょう。
使い捨てカイロ こちらでは買えませんので日本からご持参ください。
補足 防寒具はフェアバンクス市内アウトドアショップでも良いものが買えます(ベテルスにアウトドアショップはありません)。アラスカ大学フェアバンクス校の近く、BEAVER SPORTSが有名です。地元の人なら知ってると思うので聞いてみると良いでしょう。
ベテルス・ロッジ日本語公式ページ
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