HOME>オーロラについての知識

ベテルスロッジ
オーロラについての知識
ーロラって何?名前は知ってるし、写真や映像も見たことがある。でも意外に知らないオーロラのこと。ここではそんなオーロラのことを簡単にまとめてみました(クマ一郎)。
●オーロラとは
      オーロラは北極や南極地方の上空100キロメートルより高いところに出現する大気の発光現象です。オーロラ(aurora) の名前はローマ神話の女神アウロラ(Aurora)から取られました。英語だとnorthern lights ともいいます。

オーロラの光は太陽のもつ粒子エネルギー(太陽風)が地球の超高層大気中の原子や分子と衝突するとき起きます。オーロラの色で一般的な緑白色の光は酸素原子が発光してるんだそうです。ピンク色の光は窒素分子だそう。高度100キロメートル以上の世界では酸素分子の方が窒素分子よりずっと多いので、緑白色のものが多くなるそうです。ちなみに北極側でオーロラが出ているときはそれと全く瞬間に、同じものが南極側でも出現しています。

昔は自然の神秘として、恐れられたりもしたのですが、最近では研究も進んでいて、人工的にオーロラを作る実験などもされています。

北欧の神話では、オーロラは、夜空を駆けるワルキューレたちの甲冑の輝きだと言われたそうで、科学的な解明も大事ですが、こういったロマンチックな部分も残って欲しいですよね。
●オーロラベルトとは
オーロラベルトとは、地球の磁極を中心とした北緯64度から70度にかけてオーロラが現れやすいリング状のエリアのこと。(日本ではオーロラベルトと一般的に言われるのですが、オーロラオーバルという方がもしかしたら正式かも)

右の図は、NOAAというところが出している、とある日のオーロラ予報で、オーロラベルトの活動状況をしめしています。北極側から見た地球(下がアメリカ大陸ですね)なのですが、この黄色の部分がオーロラベルトのイメージです。南極側もこの瞬間、全く同じ状況です。

この黄色の範囲は日によって変化するのですが、ベテルスはオーロラベルトのど真ん中に位置しているので、範囲が狭くても、見られるエリアからはずれにくいのです。ベルトの南端にあるフェアバンクスで見られないオーロラがベテルスでは見られるということも起こります。

●オーロラを見るために

<見やすい季節>
オーロラは年中昼夜を問わず出ているのですが、真っ暗でないとダメなので、しっかりとした夜のある8月中旬から4月の半ばぐらいまでがシーズンです。冬をイメージされる方が多いですが、そんなことは無いのです。

オーロラを見るための一番の強敵は天候。雨、雪、曇りの天候では雲にさえぎられてオーロラが見られません。そこで天候が安定している2月、3月、春分や秋分あたりがオススメの季節ということになります。もちろんそれ以外の季節がダメというわけでは決してありません。ベテルスは天候が比較的安定している場所なので、そういう意味でもオススメです。

<見られる時間>
見られる時間は、はっきりとは決まっていないのですが、夜の10時から2時ぐらいにかけてよく現れるようです。もちろんそれ以外の時間、たとえば宵の口や明け方にも現れますし、活動が活発な日なら夜通し、ほぼずっと出っ放し、なんてこともあります。色も規模も出現ごとに全然違うので、一度見られても、「もっとすごいのが見たい!」といってはるばる通われる方がたくさんいらっしゃいます。
ベテルス・ロッジ日本語公式ページ
inserted by FC2 system